
モンテレイが羨んだ赤いタコスの故郷
早わかり
サンルイスポトシ名物は「タコ・ロホ」。グアヒージョ・チリで赤く染めたトルティーヤを軽く揚げ、チーズを包み、ジャガイモ・ニンジン・レタス・クレマ・クエリートスをたっぷり載せる。1959年創業のドニャ・フアニータ(テキス地区)か1960年創業のロス・アガチャードスが定番。1949年創業タコス・ホベンの「マスタード揚げタコ」も必食だ。
メキシコのどの街も「うちのタコスは特別」と言う。だがサンルイスポトシには証拠がある。ここにしかないタコスのスタイル、三世代続く老舗タケリア、そしてモンテレイにまで「ポトシ風」の名を広めた赤いトルティーヤ。地元の人が本当に並ぶ店を紹介する。
まずは地元のスタイルを知る
タコス・ロホス・ポトシーノス(通称タコス・カミラ)は街の看板料理。濃厚なグアヒージョ・サルサにくぐらせ軽く揚げたトルティーヤにケソ・フレスコを包み、煮込んだジャガイモとニンジン、レタス、クレマ、クエリートス(酢漬け豚皮)を山盛りにする。テキスキアパン公園の屋台の「カミラさん」が起源とされ、レシピはモンテレイにまで伝わった。赤色の正体はグアヒージョだ。
ほかにタコ・ホベン(マスタードで揚げ、ラハスのサルサをかける。1949年から一軒のみ)と、深夜の発明レチューサ(小麦トルティーヤ+溶けるチーズ+パストールなど)がある。
老舗たち
タコス・ロホス・デ・ドニャ・フアニータ
テキスキアパン公園 · タコス・ロホス · 1959年〜
市内で最も有名な赤タコスの屋台。注文は6個1オーダーで、週末は200人超の行列。参考価格:6個60ペソ(2022年時点)。
ロス・アガチャードス
アラメダ公園そば · タコス・ロホス · 1960年〜
「かがんで食べる」低いベンチが名前の由来。夕方〜深夜0時頃の営業。パンバソスやゴルディータスも人気。
タコス・ホベン
Damián Carmona 1025 · マスタード揚げタコ · 1949年〜
一家三代、メニューは一品だけ。牛肉のタコをマスタードで揚げ、チラカとトマトのサルサに沈める。4個約80ペソ(2024年)。毎日18〜23時。
ラ・フラグア
カランサ大通り2380ほか · パストール · 1987年〜
SLPにパストールを広めた先駆者とされる地元チェーン。
エル・カメジューコ
Mariano Otero 400 · パストール、アランブレ · 30年超
朝から夜まで通しで開く万能型の人気店。
タコス・エル・グエロ
歴史地区 Miguel Hidalgo 600 · カベサ
牛頭肉の専門店。カベサ、レングア(タン)、オホ(目)まで。
ロス・ディオニシオス
歴史地区 · 朝の煮込みタコス
カルニタス風チチャロン、フリホール、ウエボ・ロホ。地元紙いわく1日約6,000個。
レチューサス・デ・テキス
テキス公園周辺 · レチューサ · 深夜
夜の締めの定番。小麦トルティーヤ+チーズ+パストール。
地元流の頼み方
- ロホスは6個1オーダーが基本。具全部載せが正装だ。
- 価格は変動する。上記は報道で確認できた参考値(2022〜24年)。
- 現金必須。屋台はカード不可が多い。
- 時間帯:ロホスと煮込みは朝〜昼、パストールとレチューサは夜。
さらに食べるなら
ブランチガイドとバー&メスカルガイド、ウアステカへ行くならイティネラリーもどうぞ。
よくある質問
タコ・ロホ・ポトシーノとは?+
グアヒージョの濃厚サルサにくぐらせて軽く揚げたトルティーヤにチーズを包み、煮込み野菜・レタス・クレマ・クエリートスを載せたSLP名物のタコス。テキスキアパンの屋台発祥。
一番有名な店は?+
テキスキアパン公園のドニャ・フアニータ(1959年〜)とアラメダ側のロス・アガチャードス(1960年〜)。どちらも夕方からの屋台で週末は大行列。
予算は?+
報道確認の参考値でロホス6個60ペソ(2022年)、ホベン4個80ペソ(2024年)。現在はやや高め。現金を用意。
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